フィルムカメラへの想い

デジカメで写真を撮るのが趣味になってからかれこれ10年以上は経ってると思う。

それだけキャリアがあってその腕前か!ってなコメントは12月28日をもって締め切りました。あしからず。

押入れの中にその存在は認識しつつも、あえて使おうとは思わなかったのがOM2です。

ネット調べてみると1975年11月発売。

もう40年以上前のカメラです。

デジカメの便利さに慣れてしまうと、マニュアルのフィルムカメラを持ち出そうとはなかなか思えないし、そもそも使いこなせる自信もなかった。

なによりフィルム代とか現像代とかコストが結構かかるからね。

それでも最近のフィルデジが注目を集める流れの中で、フィルムで撮影した写真の風合いに心惹かれるものは以前からありました。

まぁぶっちゃけまみこちゃんに感化されたところはありますが(笑)

確か発売されてすぐの時だったと思う。

母親が何を血迷ったのかいきなり買ってきてびっくりしたのを覚えてる。

新宿のヨドバシカメラかなんかに当時人気を博していたOM1を買いに行ったら、新機種が出てたんで勧められるままに買ってきたって言ってたんで、1975年の12月頃かな?

年末っぽかった気がする。

ボーナスが出て調子に乗ったんだろうか?

レンズも合わせて買ってきたんだけど、なんと55mmのF1.2

なんか店員さんにいいように丸め込まれたような事を言ってたな。

人間の瞳がF1.0だから限りなく瞳に近いとかなんとか。

血迷ってるなー。親子だなー(笑)

結局誰も使いこなせなくてそのまま押入れの肥やしと化してました。

40数年間。

まぁ何回か使おうとチャレンジしたんだけど、巻き上げレバーが回らなくて壊れちゃってた。

で、そのたび押入れに逆戻り。

修理するのも大変だし、そもそもどこに持ち込めばいいのかもわからないし。


ちょうど「のんポ展」の頃。

ふと思い立って修理しようといろいろ調べてみた。

オリンパスのサービスでは当然だけど部品がない事を理由に断られました。

で、街場のアナログカメラ修理屋さんに電話してみると、なんとOM2は扱えないとの事。

えぇぇぇっ!な、なんでやねん!

どうやらOM2は電子制御の基盤が必要らしく、基盤が手に入らない今となっては難しいとの事でした。

当時の最新技術が仇となった格好です。

うわぁぁん。


それでも諦めきれず、いろいろ検索してみると、電池切れするとミラーアップしてレバーも動かなくなるって事らしい。

ダメ元で電池を購入。

SR44を2個なんだけど結構高いんだよな。

で、入れ替えておそるおそるリセットすると!

普通に動きました(なんだよー)

ちなみに森野は近眼と老眼のハイブリッドなんですが、この頃のカメラには視度調整機能はない。

メガネをかけて撮影するのが嫌なので、視度調整レンズを探してみたんだけど、当然のように純正なんかない!

と、どうやらPENTAX製がはまるらしいとの情報ゲット。

早速ヨドバシへGO!

なんか親子で40数年の時を隔てて同じカメラのために同じカメラ屋へ行くってのも感慨深いね。

今のデジカメにはこんな芸当はできないんだろうなぁ。

しかしですね、視度調整レンズをくださいって店員さんに聞いたらそうとう戸惑ってました(笑)

しばらく待たされてから奥から引っ張り出してきてくれました。

自分の視力にバッチリなレンズも無事購入。

で、OM2にはめてみたら、純正か!ってくらいぴったりはまります。

すごいぞPENTAX!ありがとうPENTAX!

あとはちゃんと写ってくれるかだけです。

とりあえず試し撮りなんで24枚でいいかと安いフィルムを購入。

しかしあれだよな。

デジタルだとヘタすれば1,000カットくらい1回の撮影で撮ったりしますが、フィルムだと24枚撮るのも数日がかかります。

1枚撮るのもじっくりだもんね。

なんとなくフィルムで撮ることで、写真との付き合い方も変わるかもね。

デジタルのが便利で、今となっては画質も良いんだけど、フィルムの不便さを楽しむ余裕も出てきたってことですかね?

画像はいわゆる撮って出しです。

いろいろアレですが、これからいろいろ勉強してみようと思います。

誰かつきあってくれないかなー。

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