海と制服とビキニとウナギ
数日前の天気予報とは打って変わったどんど晴れ!
しかも湿度が低くて秋を思わせる過ごしやすい天気となったこの日
かねてからずっと実現したいと思っていた「波打ち際で波と戯れる制服女子」をやってきましたぁ!
どんどんどん!ぱちぱちぱち!
モデルはぽんちゃん!
誰それ?な感じではありますが、被写体経験はほぼゼロといういわゆる普通の学生さんです。
キャッチフレーズは
「ウナギにつられて海撮に借り出された、ちょっと遠縁な親戚の女子大生!」
てな所でしょうか?(笑)
80年代アイドルには必ずありましたからね、こういうキャッチフレーズ(違)
本人は今後もバリバリ被写体活動をやりたいって事ではまったくなく、それでも美味しいものご馳走してくれるなら行っちゃうかも!くらいな食いしん坊さんだったりします(笑)
でも、なんだか物怖じしないところなんかは、撮ってて楽しかったりします。
意外と勘が良かったり。
なんにしても屈託のない笑顔が好きなんですよね。
撮影のイメージは事前に伝えてあって、海岸で波と戯れる制服女子な感じ。
ダメ元で、せっかくなんで水着なんかも!なオファをしたところ「水着も大丈夫ですよ!」とのお返事♪
さすがに「でもあまり人がいないところが良いです」との条件付き。
そりゃそうだよね。
江ノ島あたりの人が多い海岸で、赤いねじり鉢巻したらスーパーボランティアに間違われそうなおっさんに「いいねー、かわいいねー」なんて言われながら水着姿を撮影されるのは苦行でしょう。
友達なんかに会おうもんなら、そのまま海に飛び込んでアメリカまで泳いでいきたくらいでしょうね。USA。
えぇえぇ、わかります。その気持ち。
よっしゃ!それならとっておきの秘密のビーチ出しちゃうよ!御宿の例の海岸!
あそこに行くのは、ひーちゃんリク撮以来だからほぼ4年ぶりです。
調べてみたところ数台だけど駐車場も出来たらしい!
うーん、しかしさすがにお盆の週だし混んでるかもなぁ。
まぁ最悪御宿のメイン海岸に行くか。
その場合は水着は断念かなぁ。
なんて悩んでいたら、どうやら例の海岸は数ヶ月前に崖崩れをおこして規制されてるとの情報が!(驚愕)
ダメじゃん。
九十九里浜なんかは海岸も多いのでバラければ人も少ないかもだからそっちにしようか?
なんか天気も悪そうだしいっそのこと小湊鉄道なんてのも。
とかなんとかうじうじ考えてたら前日にとあるツイートがリツイされてきた。
「ウユニ塩湖のような鏡面が見られます。ここ10年私しかいなくて誰かに知って欲しい」
これやーっ!
なんとまぁこのタイミングで!
これはもはや運命としか言えません!
早速ロケ地変更の打診です。
ぽんちゃんは「千葉」って大きな心で捉えているので些細な変更は問題ありませんでした(笑)
心配していたお天気も絶好のロケ日和!
どうやらぽんちゃんがてるてる坊主を作ってくれたんだそうな。
「私がてるてる坊主作ると、だいたい晴れるんですよね」
なんて良い娘なんやー♪
ところで、このビーチ。
ちょっとアクセスに難ありなんです。
Googleマップで見るとビーチまでの道が表示されるんですが、んなものはない!
入り口らしき所から入るとすぐに狭いヤブ道。
進んだ先にトトロがいてもまったく違和感がないです。
ほとんど人が通らないらしく、踏み分けた形跡もない。
しかも訳のわからん雑草が張り出してて、ところどころ刺があって痛いっつーの。
途中で心折れかけて引き返そうかと思ったくらいです。
俺はともかく生脚全開のぽんちゃんは相当きつかったはず。
いやぁ、申し訳ない。
それでも嫌な顔ひとつもしないで後につづくぽんちゃんの脳裏に去来するのは、きっと黄金に光り輝くうな重のシルエットだったのでしょう。
ウナギパワー恐るべしです。
やがて波の音が聞こえてくるとぽんちゃんのテンションも上がる。
視界が開けて眼前に海が広がる!
「きれーっ!」
「おぉーっ!」
天気が良かった事もありますが、波打ち際はエメラルドグリーンです。
しかもホントに誰もいない。
御宿の入り江と違ってこれだけ広いビーチ。
オフシーズンの九十九里浜でもこれだけ人がいないのは珍しい。
いやぁ、このビーチ、誰にも知られたくない!
(8/20現在 2.1万RT、3.7万Fav)
砂に脚を取られてもたもたする俺をおきざりに一気に波打ち際まで駆けていくと、海の写メを撮っている。
いやぁ青春の一コマですね。
もうね、このロケーションで制服女子とくればシャッターさえ押せば良い写真が撮れるもんです。
被写体経験のほとんど無いぽんちゃんにまったく指示を出さずに放し飼い状態です(無責任)
それでも勘が良いのか、良い感じで動いてくれます。
台風の影響もあり波も高めで風も強かったんで、こっちが気が気じゃないくらいに遊んでました。
まだまだ制服を撮っていたかったんだけど、ウナギの都合もある。
事前にリサーチした近場のウナギ屋さんは昼の営業は15:00まで。
現在時間は13時ちょい過ぎだからそんなにのんびりもしていられない。
「じゃぁそろそろ水着行ってみる?」
「はーい!」
制服の下に水着を着ててもらってたんで脱ぐだけなんだけど、なんかエロいよね。 脱衣って。
そんなシーンを撮りたいとは思いつつ、ここは信頼関係を損なっちゃいかんと我慢。
海は広いなー!なんて海原を見ていると「お待たせしました」の声
いやいやいやいや。
うっすらと「この娘、実はスタイルいいんじゃ?」なんて思ってましたが想像をはるかに超えてきました。
もうね「夏の日の1993」状態です!(分かる人には分かるネタ)
しかもなんですか!白のシンプルなビキニって!
俺の大好物をどこで調べ上げたんでしょうか?
少なくともWikipediaには載ってない。
ちょっとおじさん無口になっちゃいました(笑)
水着に着替えても相変わらずのペースで遊ぶぽんちゃん。
見事な砂だんごです!
と思いきや、いきなり無邪気に穴を掘り始める。
無意識なんでしょうがフォルムがグラビアン!
もはや天才としか言いようがないです。
しかし終始、海ではしゃいでる姪っ子を撮りまくる写真好きの親戚のおじさんと化してました。
いや、まじで楽しいっすね、海撮。
水着の写真は今までさんざん撮ってきましたが、ビーチで撮るのは初めてかもしれない。
いつもフレッシュ撮影会だもんなぁ。
やっぱ良いわぁ。海撮♪
さて、そんなこんなで夢中で撮りまくってましたがそろそろ良い時間です。
営業時間は15時までとは言え、14時過ぎにはお店に着いておかないとゆっくり食べられません。
て事で、断腸の思いで撤収です。
さっき来た道はさすがに懲りたので、大きく迂回することに。
途中幅1メートルくらいの川を渡らないとダメなんですが、こんなの余裕のヨっちゃんだよってジャンプしたら見事に水没しました。
革靴で(泣)
もろもろの衰えを痛切に感じる平成最後の夏です。
さて、お待ちかね。
ウナギ屋さんです。
尾道のいわべえ以来、昼飯企画は負けつづきなので今回は慎重に情報を仕入れました。
定休日、営業時間もばっちりです。
駐車場もなんとか1台分空いてる。
逆に言えば混んでるわけで、味も期待できます。
実は水着になるのでお腹がぽっこりしないようにぽんちゃんは朝ごはん抜きで来たようです。
偉いなぁ!
そんな全ての努力が今、報われる!
営業中を知らせる暖簾をくぐり引き戸を開けると、ある貼紙が視界に入る。
「L.O 14:00」
え?
L.Oって何?
ロンドンのおばちゃんが来るの?14:00に?
今何時だ?14:10
じゃぁもう来てるんだ。そうなんだ。あははー。
店への引き戸を開けると店員さんが顔を出す。
「もう終わっちゃったんですよー」
血の気が引くというのはこういう事を言うんでしょうね。
サーって音が聞こえた気がしました。
潮騒のような。
怖くてぽんちゃんの顔が見れない。
殴られても文句を言わないと心に誓う。
と、「仕方ないから別のところ行きましょー!お腹すいたー!」
この屈託の無さに救われます。
ホント良い娘やなー。
早く結婚したいらしいんで、誰か紹介してあげて!
さて、困った。
実はリカバリー案として隠れ家食堂もリストアップしてたんだけど、予約制なのとそこも15時まで。
もうこうなったらひたすら探すしかない。
国道128号線、通称外房黒潮ラインを和田浦方面へひた走る。
海沿いの道は気持ちが良いなぁなんてちょっとのんきな気分にもなる。
しばらく走ると昭和の「ザ・ドライブイン」な風情のお店発見。
もうここでいいかー!
極限までお腹をすかした食いしん坊さんにも、もはや異論の余地はない。
しかしはたして営業してるんだろうか?
おそるおそる中に入ると食事中のお客らしき人がいない。
店のテレビの前で高校野球を観戦する地元のおっちゃん達がいるだけだ。
「あのぉ、やってますか?」
「はい、やってますよ」奥からおばちゃんが登場。
いやぁ、何とかこれでメシにありつける。
窓際の海の見える席に陣取り食事。
かなりボリューミーなメニューをぽんちゃんはがっつり完食!
ウナギじゃなくて申し訳なかったけど、なんだかおいしそうだったんで良かった。
そろそろ夕暮れの始まる時間
筋金入りの被写体さんならこれからが良い時間帯なんだけど、今日のところはここで終了。
お店の前で記念に1枚。
後で気がついたんだけど、隠れピースサイン!
俺、指示出してませんからね!(笑)
なんやかんやいろいろありましたが、楽しい夏の一日となりました。
またやりましょうね。
ウナギご馳走するんで!←
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