目には見えないもの

思うに写真家や自分のような趣味のカメラマンでさえも、目には見えないものを写し撮りたいのかもしれない。


不思議な事に写真には「目に見えない何か」を感じさせる力がありますよね。

ポートレートだったらモデルさんとカメラマンとの関係性とか。


にっこり笑った表情の中にも、なんとなーく信頼感だったり安心感だったり、あるいは緊張感や不安感が表れてたりします。


撮影会なんかでも、同じモデルさんを同じ時間に同じシチュエーションで撮ってるのに、カメラマンさんによって写り方が違って見えます。

まぁ撮影技術とか機材の差はあるにしろ、それ以上の何かが違う気がするんですよね。


安達祐美さんのインスタの写真ってスゴイ好きなんですよ。

普段の生活の何気ない、むしろちょっと滑稽ですらある姿を写真家であるご主人が撮ってる写真。

信頼感なんて、すでに空気のように意識すらしていない自然な関係性が見てとれます。

安達祐美さんの素のキュートさに魅力を感じつつ、二人のそういう関係性を感じて心がぽかぽかするんだと思います。

時間と手間をかけて、まったく同じ構図で同じ見え方の写真を撮ったとしても、きっとそこには「何か」が写らないから、魅せられないんだろうなぁ。


モデルさんとカメラマンさんで、絶妙のコンビってありますよね。

それぞれ別のカメラマンさんやモデルさんと撮影してて、それはそれで素敵なんだけど、その二人が組むと最強みたいな。

きっと二人には同じ絵が見えていて、お互いを信頼しあってるからなんだろうなぁと思います。

何がどうなっても上手くやるぜ!みたいな。


モデルさんの肌の露出が多い撮影だとしても、きっとこのカメラマンさんだからOKだったんだろうなぁとか(羨ましい)

技術や経験があって初めてそんな信頼感が得られるんだろうね。


俺はというとどっちもないんで、信頼感を得る為に日頃の言動を気をつけるだけです(笑)


でもいつかモデルさんとそんな関係を築きたいし「あのおっさんの写真、クッソ下手なんだけど、なんか良いよな」って言ってもらえるように頑張ろうと思うのです。

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