モデルさんとの相性について考えてみた
あまり器用ではないのと、根本的にキャパシティが少ないので同時にたくさんの事をこなすのが苦手だったりします。
どちらかと言えばひとつの事をじっくりやる方が性に合ってるのと、その方が結果も良いように思います。
モデルさんとの撮影にも同じ事が言えるかもしれません。
ここ数年で複数回撮影したのは10人にも満たないし、そもそも新たなチャレンジすらしてこなかった。
年間3桁越えのカメラマンさんを見るにつけ尊敬を通り越して羨望のまなざしで見ています。
バイタリティ、体力、集中力そして財力がないとあれだけの人数を、しかも安定したクオリティで撮りつづける事はできないだろうし、俺にはそこまでの力がない。
特に財力(笑)
そのかわり、相性の良いモデルさんを集中的に撮る事でいろいろと見えてくる事もあると思うんだよね。
まぁ先方は迷惑かもしれないけど(汗)
モデルさんとの相性って大事だと思うし、本当に相性の良いモデルさんとはなかなかめぐり合えないと思ってます。
モデルさんを撮ろうと思った場合、写真の被写体としてだから最初は見た目で興味を持つわけですが、そのモデルさんを続けて撮ろうと思ったとき、実は容姿はそれほど重要な要素ではないんだよね。
じゃあどんな要素が重要なのかって?
個人的には次の要素だと思う。
「技術的」なことで言うと
・ポージングや表情の引き出しは多いか
・撮影者の意図を察知する能力、あるいは察知しようとする姿勢があるか
・前の2つを達成する為に日頃から勉強や準備をしているか
「属人的」な部分で言うと
・波長が合うか
・同じ価値観をもっているか
・信頼感がお互い持てるか
あと意外と重要なのが「縁」に近い部分
・スケジュールが合うか
・当日の天候だったり体調だったり
そして一番重要なのは「気持ち」
・お互いの撮りたい気持ちと撮られたい気持ちが一致してるか
・出来上がった写真を評価してくれるか
喜んでくれるのが一番だけど、ダメ出しも含めて評価してくれると一緒に作ってる感じがして嬉しかったりします。
結局のところ、モデルさんに喜んで欲しくて撮ってるからなぁ。
そもそものスタートの容姿も含めて、これを全部満たせるモデルさんはそうそういないです。
最近で言えば2014年の橘ひろなちゃん
そして2010年の詩音ちゃんです
(お、ワールドカップイヤーだな!)
技術や属人的な部分で俺に合うモデルさんはまぁまぁいるとは思うんだけど、「縁」まで含めるといないんだよね。
さらに「気持ち」の持続まで考えると1年間くらいがピークで、あとは安定的っつーか倦怠的っつーか(笑)
俺というよりは相手がな(泣)
お互い歳もとるし、周りの環境も変わっていく。
撮りたくても撮れなくなることもあるし、撮りたい、あるいは撮られたいと思わなくなったりもします。
そしてそれは突然来るんですよ。
だからそんな「縁」や「気持ち」のあるうちにちょっと無理をしてでも撮り続けたいなと思っていて、結果として傍から見るとなんだかちょっとストーカーチックな事になったりしたりするわけです(滝汗)
今回久しぶりに詩音ちゃんを撮ることができて、思った事があります。
10代の頃の詩音ちゃんと同じように撮影で「攻められ」たりもしましたが(笑)、数年の時を経てお互い変わった部分もあったりしてとても感慨深かったなぁと。
だけど、何年もブランクがあったにも関わらず、以前と同じように楽しい時間を過ごせたことを嬉しく思うし、なんかちょっとホッとしました。
結局のところ、大事なのは撮りたい気持ちを枯れさせない事なんだろうなぁ。
うん。
まだまだ日々は続いていくのだ。
新たな出会いだってあるかもしれないし。
よし。
金が無いだの腰が痛いだのへこたれてないで頑張ろう!
もしかしたら2018年には広瀬すずちゃん撮りまくってるかもしれないもんな(ねーよ)
0コメント