人気モデルの憂鬱

あけましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いいたします。


って七草粥も食べ終わった頃に更新遅すぎとのご指摘も甘んじて受ける所存でございます。


うーん。

自分の中でもブログの存在感が薄くなってるなぁ。

いかんいかん


ところでしれっと話を変えますが、とあるモデルさん(ひーちゃんだけど)が年始の挨拶でこんな事を言ってました。

要約すると

『「撮影会で予約が取れないからもう撮影しない」って言われるのは辛いからもっと撮影会に出て個人撮影も増やそうと思う!』

なんて良いモデルさんなんだ!

この心がけは素晴らしいじゃないですか!

できれば平日枠もよろしく(便乗)


と、まぁ良く捉えればそうなんだけど、モデルさんにこんなこと言わしちゃいけないんだよなーとも思う。


そもそもなんでこんな話が出たかと言えば、ご存知の通り橘ひろなは超のつく人気モデルで、撮影枠予約争奪戦は熾烈を極めてます。

どうやら正月個撮の3枠に40数人が殺到したらしく、そりゃ予約は取れないよなーと思ったり。

本業との兼ね合いやここ数ヶ月続く体調不良なんかもあってあまり出演してないもんだから、競争に拍車がかかったのかもしれませんね。


普段どれぐらいの競争率かはわからないけど、撮影枠の何倍かの「はずれ組」が発生するわけです。確実に。

幸運にも予約が取れた人はいいんだけど、外れた人はへこみます。

で、そのへこんだ「はずれ組」の一部の人がちょっと愚痴ったりするわけです。

もともと母数が多いもんだから一部とは言え結構な人数が愚痴る。

これがカメラマン同士の飲み会とかならまだしも、ネット上で愚痴ったりすれば間接的にでも本人の知るところになるのは自明の理です。

それを知った橘ひろなは心を痛めて先の発言になった。

と、こういう流れなんじゃないかと推察します。


もしかすると直接本人に文句を言った輩なんかもいるのかもね。


まぁね、愚痴りたくなる気持ちは良くわかります。

先着順にしろ抽選にしろ本気で撮りたいと思えば思うほど外れた時のショックは大きい。

しかもそれが連続すれば尚更。

ショックの度合いは倍じゃなくて乗だよね。

3回も連続すれば「あぁ、もうこのモデルさんとは縁がないんだ。他に行こう」って思うのは普通の感情だと思います。


俺にしても理由あって平日しか参加できないから、ごくまれに開催される平日枠で外れた時は正直落ち込みました。

「抽選ってガチかよ!」って(笑)

いやぁ、付き合いも長いんで少しはさじ加減してくれるのかななんて勝手に思ってたんだけど、関係ないみたいです。

その後も何回かチャレンジするも外れて、心折れかけた時にやっと去年の5月に当たって狂喜乱舞ですわ。

・・・・もうそんなになるのかぁ(遠い目)


あ、でも昨年末の忘年会でリアル橘さん見れたんで橘不足は解消されてますが。

え?

見ただけかって?

ま、まぁあれです。

実はさくっと抜けるはずだった会社の納会で上司に捕まってちょっと参加に遅れたんですよ。20分くらい。

参加者は俺を含めて10数人。

個室の長いテーブルを囲むように座ってて、空いてる席が入り口に近い席。

とは言え隣にひとり挟んで橘さんという割と良いポジション。

と思ったんだけど、並んでると顔は見えないし、お隣の方を越えて話すわけにもいかず、さらに奥の方が盛り上がってたんで、たまーに会話にちゃちゃを入れる程度でございました。

でもですね、あれですよ。

空いたグラスやビール瓶を店員さんに戻す時に「んっ」て感じで手渡されてましたから。

それもかなりな回数。

ひとつの目的のために力を合わせて行動する充実感!

言葉を交わさなくてもお互いの気持ちが通じ合う。

そりゃあもう長年連れ添った夫婦のようなあうんの呼吸です。

「なるほど。つまりもうすでに何の感情もなくなった「立ってる者は親でも使え」的な関係だな」

ですって?

そうそうそう。愛情もカラカラに渇いた打算だけのつながり。って、おーいっ!

(久しぶりのノリ突っ込み)


実はその場に俺も面識のある常連さんや古参のカメラマンさんも参加してて「今年はあまりひろなちゃん撮れてないんだよねー」なんて話にもなりました。

皆さんやっぱり少人数形式よりは個人撮影がしたいってのも共通の要望としてあるようです。

すでに何回も撮影してる方々からすれば、ちょっとじっくり撮りたいですもんね。

結局話し込んじゃうんだけど(笑)


そんな話もあっての事なんだろうなぁ。


でも、こちらが何気なく発した言葉やつぶやきで、モデルさんが心を痛めてるのなら、我々もちょっと配慮が必要なのかもしれません。

例えば撮影会を良くしようと思ってした発言だとしても、実は自分に都合が良いってだけの意見かもしれません。

長く運営している撮影会さんはそれなりにトライ&エラーの末に今の形になってるわけで、ユーザーからは見えない制約や問題があったりして、したくてもできない事情もあろうかと思います。


予約の抽選形式にしても「不透明だ」なんてクレームが出てやめてしまった撮影会さんもあります。

そうなると結局、もろもろの環境が整った先着順に強いカメラマンさんが人気モデルさんの予約を独占する事になって、他のカメラマンさんは撮りたいけど予約が取れないから他のモデルさん行こうってなって、お互いにとってあまりハッピーな状態ではなくなると思うんだよね。

モデルさんからしても新規開拓したいだろうし。


結局のところ、愚痴なり文句を言う人って「自分の思い通りにならなかった人」なんですよね。

例えばそういう人を少なくしようと思って撮影会参加を増やせば、皮肉な事に逆に増やすことになりかねないし、人気モデルさんの場合は間違いなくそうなります。

「予約が取れない」「予定出すのが遅い」「料金が高い」「もう他の撮影会に行く」

言われる方は結構キツイと思いますよ。

どうでも良い相手だったらいざしらず、好きなカメラマンさんだったらなおさら。

俺だったら病むと思う。


で、愚痴や文句をいっさい聞きたくないって思えば、モデルをやめるしかなくなるんです。

過去に3回あったよなー(笑)


意見やクレームや愚痴にしたって発言する事自体は個人の自由だし権利でもあるんだけど、何気なく起こしたちょっとした揺らぎが、やがて大きな波紋となって自分に返ってくるなんて事は、意外と意識されていないのかもしれませんね。


まぁいろいろ不満があったにしてもそこはグッとこらえて「いやぁ外れちゃったよー!次は当たるように頑張るぞー!待ってろよぉ、橘ぁっ!」くらい言っておくと、少なくとも橘さんの中での株は上がると思いますよ(ホントかよ)

果報は寝て待てっつーことですね。


これ、橘さん引き合いに出して書いてますけど、他の人気モデルさんでも同じ事だと思うんですよ。

贅沢な悩みかもしれないけど、悩みなんてその立場にならないとわからないものです。

でも、想像することはできると思うんです。


想像してみましょう。


新垣結衣と石原さとみと本田翼と有村架純と綾瀬はるかと佐々木希と広瀬すずと中条あやみと土屋太鳳と高畑充希とのんちゃん(能年玲奈)と松岡茉優と川口春奈と新川優愛と西内まりやとマギーとローラと池田エライザと堀田茜と小松菜奈と二階堂ふみと桜井日奈子と上白石萌音と吉岡里帆に「もりくまさん、最近ぜんぜん撮ってくれないからもう他のカメラマンさんに撮ってもらう!」って言われてみ?

これはキツイぞ(現実感無さ過ぎて実はちょっと嬉しい←)

ちょっとしあわせ

Just a Little Happiness

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